奥歯の歯茎がめくれている・被さっている「歯肉弁」
お子様が奥歯の痛みを訴えたときには、まずはそのあたりを覗いてみてください。
歯茎が盛り上がるようになり、歯に被さっている「歯肉弁」が生じていることがあります。被さり方によっては、歯茎がめくれているように見えることもあります。
歯肉弁はどこにでも生じる可能性がありますが、6歳臼歯、12歳臼歯に起こりやすい口腔トラブルです。
歯肉弁は自然に治ることがある！？
歯肉弁は、通常自然に治ります。しかし、そのためにはその歯が完全に生え切る必要があり、8～10カ月ほどの期間を要することになります。
そのため、大きな歯肉弁などは、早めに治療を行うことがあります。歯肉弁を見つけたら、自己判断で治るのを待つのではなく、一度歯科医院で診てもらいましょう。
歯肉弁を放置しているとこんなトラブルを引き起こすことも…
虫歯
歯肉弁と歯とのあいだは、非常に磨きづらくなります。そのため汚れが溜まり、虫歯の原因になることがあります。
歯肉炎
歯肉弁と歯のあいだに溜まった汚れが原因となり、歯肉炎を起こします。歯茎の腫れ、痛みなどの症状を伴います。
歯肉弁の治療
歯科用レーザーにより、歯肉弁を切除する治療を行います。
当院では、「Er:YAGレーザー（Erwin AdvErL Evo）」という最新の歯科用レーザーを導入しています。
出血を抑えつつ、痛みの少ない切除が可能です。
