前歯が虫歯になる原因は?前歯の虫歯治療法

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1~2歳の子供の前歯が虫歯になるのはなぜ?

1~2歳の子供の前歯が虫歯になるのはなぜ?1~2歳のお子様によく見られるのが、前歯(特に上顎)の虫歯です。
お子様の食事の様子を見ているとよく分かりますが、この時期は食べ物を「前歯で齧り取るように」食べています。そのため、前歯の裏側に食べかす・プラークが溜まりやすくなるのです。また、飲み物を飲むとき、哺乳瓶を使うと、コップやストローを使ったときと比べて糖分が長くお口に停滞します。
1歳頃からは、コップで飲み物を飲む練習を開始されることをおすすめします。

前歯が溶けている…

前歯が溶けている…1~2歳くらいのお子様の「前歯が溶けてきた」というご相談をときどきいただきます。前歯の数本の歯で揃って虫歯が進行し、まるで溶けているように見える状態です。 この原因の多くを占めるのが、卒乳(断乳)の遅れです。特に、授乳しながら寝かしつけたり、夜泣きの際に授乳させたりしている場合には要注意です。唇と前歯のあいだに母乳やミルクが溜まることで、虫歯が発生します。
赤ちゃんも大人と同じように就寝中は唾液の分泌が低下しているため、日中よりも虫歯になりやすい状態にあります。 卒乳の目安は、おおよそ1歳前後です。できるだけこれより延長せず、またその期間の夜の授乳後は、きちんとお口のケアをしてから、眠らせるようにしましょう。

前歯の虫歯の治療法

お子様の虫歯に対しては、主に以下のような治療を行います。

初期虫歯の場合

エナメル質が溶け始めたばかりの初期虫歯であれば、歯科医院でのフッ素塗布、ご自宅での丁寧なセルフケアによって再石灰化を促し、歯を削らずに治すことが可能です。
歯を削ってレジンを詰める治療が必要になることもあります。

進行した虫歯の場合

進行した虫歯の場合には、保険治療と保険外治療のうち、ご希望に合った治療法をご提案します。

保険治療

エナメル質に穴があいた程度であれば、虫歯部分を削ってレジンを詰めます。
虫歯がある程度進行している場合には、虫歯部分を削り、前装冠を取り付けます。前装冠とは、金属フレームに白いレジンを張り付けた被せ物です。外から金属が見えることはありません。

保険外治療

比較的浅い虫歯であれば、虫歯部分を削り、レジンとセラミックを混ぜ合わせたハイブリッドセラミックを盛り付けていく「ダイレクトボンディング法」が可能です。
大きく削らなくてはならない虫歯の場合、セラミックの被せ物を使った治療を行います。
どちらも、天然歯と変わらない自然な美しさを取り戻せる治療です。

子供の前歯の虫歯を防ぐには?

子供の前歯の虫歯を防ぐには?
お子様であっても、人目につきやすい前歯の虫歯はできる限り避けたいものです。前歯の虫歯を予防するために大切なポイントをご紹介します。

1歳前後の卒乳

1歳前後、遅くとも2歳までの卒乳を目指しましょう。またお乳やミルクだけでなく、スポーツドリンク、甘いジュースを2歳以降に哺乳瓶で飲むのもお控えください。
哺乳瓶で飲み物を飲むと、コップやストローを使ったときと比べて、糖分がお口の中に長く留まってしまいます。

就寝前の歯磨きを丁寧に

睡眠中は、唾液の分泌が低下して虫歯リスクが高くなります。就寝前の歯磨きは特に丁寧にしてあげてください。
授乳しながら寝かしつけたり、夜泣きの際に授乳しそのまま寝てしまうと、虫歯リスクはさらに上昇します。

おやつは虫歯になりにくいものを選ぶ

おやつを食べる場合には、おせんべい、クラッカーなど、歯に付着しにくい・口の中に残りにくいものを選びましょう。
アイスには砂糖が含まれていますが、飴やキャラメルなどと比べるとお口の中に残りにくいため、虫歯リスクはそう高くありません。
また、甘いジュース、スポーツドリンクはなるべく避け、お水やお茶などを飲ませるようにしてください。

歯科医院でのフッ素塗布・定期検診

フッ素塗布は、乳歯が生えたばかりの0歳の赤ちゃんから受けられる虫歯予防です。
また、歯科医院に慣れるためにも、虫歯の早期発見のためにも、定期検診に通いましょう。歯科医師や歯科衛生士から、歯磨きや食事などについてのアドバイスも受けられます。

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