永久歯はいつ生えるの?
時期は?
乳歯が抜けると、いよいよ永久歯が生えてきます。
このページでは、永久歯が生える時期、順番、生え替わりの中での注意点などについてご紹介します。
永久歯が生える時期の目安
一般的には、6歳頃、まず下の前歯の永久歯が生えてきます。それとほぼ時を同じくして、六歳臼歯が生えてきます。
その後、基本的には前歯から奥歯にかけて生え替わり、14歳前後に、親知らずを除く28本の永久歯が揃います。
歯の名前 (前歯から数えた番数) |
生える時期の平均 | |
---|---|---|
上の歯 |
中切歯(1番目) | 7~8歳頃 |
側切歯(2番目) | 8~9歳頃 | |
犬歯(3番目) | 11~12歳頃 | |
第一小臼歯(4番目) | 10~11歳頃 | |
第二小臼歯(5番目) | 10~12歳頃 | |
第一大臼歯(6番目) | 6~7歳頃 | |
第二大臼歯(7番目) | 12~13歳頃 | |
下の歯 |
中切歯(1番目) | 6~7歳頃 |
側切歯(2番目) | 7~8歳頃 | |
犬歯(3番目) | 9~10歳頃 | |
第一小臼歯(4番目) | 10~12歳頃 | |
第二小臼歯(5番目) | 11~12歳頃 | |
第一大臼歯(6番目) | 6~7歳頃 | |
第二大臼歯(7番目) | 11~13歳頃 |
永久歯が生えるときに
順番はあるの?
上の歯と下の歯をあわせると、永久歯はおおよそ以下のような順番で生えてきます。
同じ時期に生えてくる歯も多く、研究者によって主張する順番も異なるため、あくまで参考程度に留めてください。
前歯から数えて8番目の第三大臼歯(親知らず)は、17~21歳頃に生えてきます。※生えてこないこともあります。
歯の名前 (前歯から数えた番数) |
生える順番 | |
---|---|---|
上の歯 |
中切歯(1番目) | 2 |
側切歯(2番目) | 3 | |
犬歯(3番目) | 7 | |
第一小臼歯(4番目) | 5 | |
第二小臼歯(5番目) | 5 | |
第一大臼歯(6番目) | 1 | |
第二大臼歯(7番目) | 9 | |
下の歯 |
中切歯(1番目) | 1 |
側切歯(2番目) | 2 | |
犬歯(3番目) | 4 | |
第一小臼歯(4番目) | 7 | |
第二小臼歯(5番目) | 6 | |
第一大臼歯(6番目) | 1 | |
第二大臼歯(7番目) | 8 |
永久歯が生える時期や順番には個人差があります
乳歯が生えるときと同じように、永久歯が生える時期、また順番には個人差があります。
まわりのお子様や上記の表と比べて多少早い・遅い、あるいは順番が違うということを、過度に心配する必要はありません。
ただ、目安より半年以上遅い場合、乳歯が抜けたのに全然永久歯が生えてこない場合など、気になるときは、お気軽に当院にご相談ください
永久歯の虫歯や
萌出性歯肉炎も要注意
永久歯は、乳歯と比べてエナメル質が厚く、虫歯リスクが低い歯と言うことができます。ただし、生えたばかりの永久歯に限っては、まだ歯質が完全ではなく、虫歯になりやすい状態にあります。せっかくきれいに生えた永久歯が虫歯にならないよう、毎日の丁寧なセルフケアに加えて、歯科医院でのフッ素塗布などを受けましょう。
また、六歳臼歯や十二歳臼歯が生え始めてから生えきるまでのあいだは、それぞれの歯と歯茎との境目に汚れが溜まりやすくなります。また、高さがないためにそこだけ歯ブラシが届きづらくなります。こういったことを原因として起こる歯茎の炎症を、「萌出性歯肉炎」と呼びます。虫歯と同様、こちらにも注意をしなければなりません。歯と歯茎のあいだを、ヘッドの小さい歯ブラシで丁寧に磨いてあげましょう。