マウスピース矯正はどれがいいのか
現在、さまざまなマウスピース型の矯正装置が使用されています。
他の治療にも言えることですが、矯正治療において、「この装置が一番優れている」と言うことはできません。それぞれの装置に特徴があるためです。
患者様にとって、どのマウスピース型の矯正装置が合っているのかを見極めて選択することが大切です。
カウンセリングでご理解いただけることもございますので、まずは一度、歯科医院に相談してみましょう。
当院ではクリアアライナーによるマウスピース矯正を行っています
当院では、薄く透明のマウスピース型の矯正装置「クリアライナー」を使用した矯正治療を行っております。
全体矯正、部分矯正のいずれにも対応します。
マウスピース矯正のメリット・デメリット
メリット
薄く透明なマウスピースであるため、ほとんど目立たない
・食事、歯磨きのときには簡単に外せる
・痛み、違和感が少ない
・発音への支障もほとんどない
・金属アレルギーの方も安心して使用できる
・矯正治療中にホワイトニングができる
デメリット
・他の矯正装置と比べて、治療期間がやや長くなる
・6歳臼歯までの永久歯が生え揃っていない場合には適応外となる
・歯並びや咬み合わせの乱れが大きい場合には、適応外になることがある
「キレイライン」と「インビザライン」のマウスピース矯正との比較
インビザライン
・ほとんどすべての症例に対応できる
・アタッチメントがあり、噛み合わせの改善に有効
・型取りが最初の1回のみ
キレイライン
・軽度のガチャ歯、出っ歯、受け口、すきっ歯が対象
・治療の対象は上下の前歯12本のみ
・噛み合わせの改善は期待できない
マウスピース矯正で理想の歯並びになるためには
どのマウスピース型の矯正装置を選択するにしても、理想的な歯並びを手に入れるために大切に大切なのは、以下の2点です。
歯科医師の指示に従って治療を進める
マウスピースの交換時期、洗浄方法、装着時間など、歯科医師からの指示は必ず守るようにしましょう。
正しく使用できないと、思うような結果が得られなかったり、治療期間が延びてしまうことがあります。
セルフケアをしっかり行う
いずれのマウスピース型の矯正装置も、取り外し式であるため、ストレスなく歯磨きを行うことができます。
ただ、1日のほとんどの時間装置を装着するわけですから、“何も着けていない状態”と比べると、虫歯・歯周病のリスクがやや高くなります。
矯正治療を行う期間は、特に丁寧にセルフケアに取り組む必要があります。ブラッシングはもちろん、デンタルフロスや歯間ブラシ、洗口液などを併用し、虫歯・歯周病を予防しましょう。