大丈夫ではありません。乳歯の虫歯をそのまま放置すると、歯並びが悪くなるなどの悪影響が考えられます。また、乳歯が虫歯になるお子様というのは、「歯を清潔な状態に保つ習慣」が身に付いていない場合が多いため、永久歯に生え変わっても虫歯にかかってしまう可能性が高いと言えます。
ですので、お子様の将来の歯並びを正常な形に導くためにも、歯を清潔な状態に保つ習慣を身に付けさせるためにも、乳歯の虫歯であっても治療を受けさせてあげるようにしてください。

生まれたばかりの赤ちゃんのお口は無菌状態ですが、出産後、呼吸や授乳などの際に少しずつ虫歯菌などの常在菌がお口の中に棲みつきます。虫歯菌はキスや、口移しでものを食べさせたりすることで、唾液を介して感染することがありますので、お子様だけでなく保護者の方のお口も健康な状態にしておくことが大切です。

乳歯が生え始めた段階から、フッ素塗布などの治療を受けて頂くことができます。フッ素塗布は、生えたての乳歯に対して高い予防効果を発揮すると言われています。

もちろんです。お子様の成長や自立に応じて、適切な仕上げ磨きの方法をアドバイスさせて頂きます。

お子様によっても異なりますが、基本的には小学生の間は仕上げ磨きしてあげることを推奨しています。

無理矢理磨かせようとすると、かえって逆効果となる場合もありますので、虫歯の怖さや歯磨きの大切さなどをお話しになり、辛抱強く歯磨きの習慣が身に付くようにしてあげてください。

大人の方で3分程度、お子様で2～3分程度かけて磨くようにしてください。どうしても難しい場合には、最低1分程度は磨くように心がけてください。これくらいの時間をかけて磨かないと、なかなか歯をきれいにすることはできません。

毎回磨くのが理想的ですが、なかなか難しいと思いますので、せめてうがいだけでもするようにしてください。

フッ素塗布は虫歯予防に効果的な方法ですが、虫歯にならないわけではありません。虫歯予防の基本はあくまでブラッシングと歯科医院での定期メンテナンスです。フッ素塗布だけに頼るのは禁物です。

ブラッシングが不足するとシーラントが取れてしまうケースもありますので、定期的に歯科医院に通ってシーラントが取れていないかどうか確認してもらうようにしましょう。

当院ではお口の中の病気だけでなく、歯並びや噛み合わせなどを診る咬合ケアにも力を入れて取り組んでいます。お子様の歯並びや噛み合わせが心配な方は、一度お気軽に当院までご相談ください。

歯科医院へ病気になってから行くのではなく、病気になる前に行くのが理想的です。歯とお口を健康な状態に保つためには、定期メンテナンスを受けるのが一番です。

ご自宅でのブラッシングは病気予防のために欠かせないものですが、それだけでは歯の健康を守るのは難しいと言えます。磨けているつもりでも、案外、磨き残しは多いものですし、歯石などご自宅でのケアでは取り除けない汚れもありますので、歯科医院での定期メンテナンスも受けられることをおすすめします。

奥歯や歯と歯の間、歯の生え際などは歯垢（プラーク）などの汚れが付着しやすいので、特に注意してブラッシングするようにしてください。

ダラダラ食べをしていたり、間食の回数が多かったりするなどの食習慣は、虫歯のリスクを高めますのでご注意ください。

ブラッシングでは1箇所を20回以上磨くのが基本です。歯ブラシを歯に対してやや斜めに当て、ブラシ部分が歯と歯の間に入るようにして磨いてください。当院では患者様お一人おひとりに最適なブラッシング方法をアドバイスする「ブラッシング指導」も行っておりますので、是非ご活用ください。

歯ブラシや歯間ブラシによる清掃のほか、フッ素入りのジェルやうがい薬などのケアが効果的です。両方を行うことで、病気予防の効果をより高めることができるようになります。

キシリトールは天然素材の甘味料で、虫歯の原因であるミュータンス菌の力を弱めて、数を減少させる効果が期待できます。リカルデントはほぼ無味無臭の添加物で、歯の再石灰化の促進や歯質の強化などの効果が期待できます。

必ずしもそうとは限りません。汚れが付着しているだけの場合もありますし、虫歯であったとしても、CO(シーオー)といってフッ素塗布やキシリトールなどで改善が可能な初期段階である場合もあります。当院にご相談頂ければ、虫歯診断機によりそれが虫歯であるかどうか、また、虫歯であったならどの程度の進行度合いなのかを正確に診断させて頂きます。

口臭が発生する原因は、歯周病や虫歯などのお口の病気のほか、お口の中の食べかすや舌苔（ぜったい）、唾液の減少など様々です。お口の中を診た上で適切に診断させて頂きますので、一度当院までご相談ください。